断酒にまつわるポジティブな記憶は貴重な財産!
この記事は、一定期間断酒が続いているものの、最近ちょっとマンネリ気味になってきた人に向
けて書いています。
断酒・禁酒というのは一定の期間は順調に続くけど、いつしかマンネリ気味になってしまい、ノン
アルコール生活の貴重さを忘れがちになりますよね。
要するに飽きてしまう
私はそれを「断酒倦怠期」と呼んでいます。
ついついアルコールに手を出したくなるのもこの時期です。
そんな心理状態の時、ただ単に意思の力で我慢しようとしてもうまくはいかないでしょう。
それでは一体どうすればいいのか。
そんな時は、ちょっと意識の向け方を変えることで飲酒欲求を抑えることができるかもしれませ
ん。
「お酒をやめて良かった!」という記憶を引っ張り出す
断酒に挑戦している者に必ず訪れる断酒倦怠期。
でも、断酒に対するモチベーションが低下してきた時、ちょっと意識の向け方を工夫するだけで
意外なほどモチベーションを維持、もしくは復活させることができます。
具体的には、お酒を止めて良かったと思った記憶をじっくり思い出してみること。
断酒には様々なメリットがあります。
断酒開始当初の、あの激しい飲酒欲求に耐えた後、ポジティブな変化が訪れたのではないでしょ
うか。
お金の節約につながった
家族との関係が良好になった
睡眠の質が向上した等々・・
その時
お酒をやめて本当によかった!
という喜びの感情を持ったのではないかと思います。
何かのきっかけでふいに飲酒欲求にさいなまれた時、その喜びの記憶を引っ張り出す
ことで、断酒継続の意欲を奮い立たせることができます。
その気持ちの高揚を断酒を続けていくエネルギーにしていくわけです。
実に単純な理屈ですが、断酒を長続きさせるためには、とても有効な心のコントロール法では
ないかと思っています。
断酒の良さはすぐに忘れてしまうもの
ところが上記のような喜びの感情は、時間の経過とともに失われていきます。
有難味を感じなくなるものなんです。
断酒の良さが当たり前になってしまい、忘れてしまうんです。
今まさに断酒のすばらしさを享受しているにもかかわらず、そのことを意識できていない状態
になるわけですね。
実にもったいない・・・
意識して思い出さない限り、そのポジティブな記憶は埋もれたままになってしまい、一生日の目
を見ることは無くなるでしょう。
それを防ぐためにあえて意識して思い出す作業が必要なわけです。
意図的に断酒にまつわるポジティブな気持ちを想起することによって、また新鮮な気持ちを
取り戻すことができます。
身体的なメリットを思い出すことが特に効果的!?
断酒のメリットを意識にあげることで、間違いなくモチベーションは上がります。
そして、これは私の個人的な話になりますが、
身体的なメリットを思い出すと特に効果が高いようです。
だから私の場合、アルコールから解放された状態で日々を過ごすことの快適さを頻繁に意識的に
思い出すようにしています。
毎日のようにお酒を飲んでいたころは、アルコールの弊害でいつ身体を壊すかわからない不安に
おびえる日々を送っていました。
「でも、断酒に踏み切ったおかげでその不安や恐怖から解放され、快適な日々を過ごすことがで
ている。
断酒に踏み切っていなけば、こんなに心穏やかな日々はあり得なかっただろう・・・」
不安から解放された喜びを意識するだけで、断酒できていることに感謝の気持ちすら湧いてくる
ぐらいです。
そして飲酒欲求なんて嘘のように消えてなくなります。
ここまで劇的な効果を発揮するのは、身体にまつわるメリットを想起した時以外にはありません。
経済的なこと、人間関係、仕事のパフォーマンス・・・
断酒のメリットは他にも様々あるのですが、身体についてのメリットを想起しと時ほどの大きな
効果は認められないのです。
ただ、この点は人それぞれだと思います。
繰り返し言うように断酒のメリットは多岐にわたるわけですから。
断酒に挑戦している方それぞれが何を大事にしているかによりけりなのだと思います。
意識の使い方で劇的な効果が期待できる!
飲酒欲求が湧いた時、断酒のメリットに焦点を当てればその飲酒欲求を抑制することができます。
意思の力でムリして抑えつける必要もなくなるでしょう。
さらには、今後も積極的に断酒を続けたいという気持ちが強まるほど劇的な効果が期待できる
場合もあります。
私の場合は身体に関するメリットを想起することが一番効果を実感できました。
想起する記憶によってそれぞれかと思いますので、自分にとって断酒して良かったと強く感じた
ことは何か、自身の記憶を探ってみてください。
その記憶がきっと断酒継続のエネルギーになるはずですから、忘れてしまわないように機会があ
るたびに意識に上げていくようにしてみてください。
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