断酒は自己成長のチャンスととらえる
断酒を始めてから7ヶ月以上経ちました。
断酒当初の新鮮さはもうとっくに消えてしまい、いつスリップの危険に陥らないとも限らない状態
は変わらないと思っています。
断酒における倦怠期のようなものですね。
断酒に挑戦中の方なら必ず通る道だと思われます。
でも最近、ちょっとした発見がきっかけで断酒に対する認識が変わりつつあります。
具体的に言うと、
断酒は単にアルコールの弊害を無くすだけのものと捉えていた、
でもそれだけにとどまらない、もっと素晴らしい可能性があるのではないか
このように思い始めているのです。
これによって、今まで以上に断酒に対するモチベーションを上げることができました。
今回は私が断酒に対する認識を新たにするきっかけについてお話ししたいと思います。
些細な気づきが大きな心理的変化をもたらす
断酒開始当初、眠りの質が良くなるとかお金が節約できるとかそういった目に見える効果に喜びを
感じていました。
でもそれらの初期の段階で実感できる効果は、すぐに新鮮味がなくなります。
最初からお酒を飲んでいない人からしてみれば、全部当たり前のことばかり。
特別にすごいことでもなんでもないのです。
しょせんはアルコールの弊害によって、マイナスだった状態がゼロまで戻ったにすぎない。
(それでも十分素晴らしいのですが・・・)
飲酒欲求というのは本当に手ごわい相手です。
普段はおとなしくしているかと思えば、ふとしたきっかけで急に勢いを吹き返してきます。
でもそれに負けてしまったら昔の酒飲みの自分に戻ってしまう。そんなわけにはいかないから何と
か断酒を続けなければいけない。
続けるには一体どうすればいいのか。
あれやこれやと試行錯誤を繰り返しました。
そうこうしているうちに、ちょっとした発見をしました。
その発見とは何かというと、過去記事で触れましたが、
身体の声にじっくり耳を傾けることで飲酒欲求を緩和することができる
ということです。
ざっくり説明すると・・・
・ただひたすら飲酒欲求を我慢していても到底断酒なんて続かない。
・でも身体の声に耳を傾けてみると、身体はアルコールを拒否しているのを感じた。
・それによって嘘のように飲酒欲求が鎮まることがわかった。
・・・以上。
それだけ?と思われるかもしれません。
でも、私にとっては大きな発見でした。
なぜならこの発見以来、これからどんなに強い飲酒欲求が湧いてきても何
とかなるのではないかという自信を得ることができたからです。
それまで常につきまとっていた「またいつか再飲酒してしまうのではないか」という不安な心理か
ら脱却できた気がするのです。
身体はアルコールを拒否しているという繊細な感覚に気づくことができた。
これは自分にとっては非常に有用な発見となりました。
断酒を続けていてよかった、久しぶりにそう思えた瞬間です。
そしてこの先、断酒を続けていけば、さらに素晴らしい発見がいくつもあるのではないかという楽
しみにもつながりました。
これは断酒のモチベーション維持には極めて大きな効果を発揮してるのです。
試行錯誤の繰り返しが、成長につながる
断酒は単にアルコールの弊害から脱し、元々マイナスだった状態をゼロに戻すだけではない。
アルコールという手ごわい相手と日々闘ううちに、ゼロからプラスになる可能性をも秘めているとい
えるのではないでしょうか。
単に断酒してアルコールの弊害から脱するだけではなく、自己成長にもつながる貴重なチャンスな
のだと思います。
飽きてからが断酒の真髄
上記の些細な発見によって、自分としてはほんの少しだけ成長することができたのではないかと自
負しています。
もし断酒に飽きてしまい、飲酒欲求に負けてスリップしていたらこの発見はあり得ませんでした。
断酒を始めてある程度の期間が経過し、またお酒が飲みたくなってきたなぁと思い始めている人が
いれば、そこで思いとどまることが大事です。
そこからが断酒の真髄なのです。
せっかく一定期間、お酒を飲まずに過ごしたのに、そこで止めてしまっては本当にもったいないで
す。
逆に、そこからさらに本当の成長が始まるのだと思えばワクワクしてきませんか。
色々と思い悩むことで自己成長につながる気づきを得ることができます。
だから、飲酒欲求が湧いてきた時は「やった!」と喜びましょう。
本当の自己成長の始まりなのですから。
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