断酒を開始してからついに半年が経過しました。
今となってはお酒を飲まないのが当たり前の状態です。
そして、断酒を始めた当初のような新鮮な気持ちは今は残念ながら残っていません。
それでもなお、断酒のメリットを日々実感しながら過ごすことができています。
ところが断酒に挑戦中の方の中には、新鮮さがうすれてしまい、再びアルコールの誘惑に負けそうになっている人もいらっしゃるのではないでしょうか。
断酒の効果に慣れてしまい、それが当たり前となり、ありがたみを感じなくなる。
少しくらいなら飲んでもいいかという軽い気持ちで久しぶりの飲酒。
そこから地獄の連続飲酒の日々。
まさにスリップに至る王道・・・。
でも、もしどんなに期間が経過しても断酒のメリットを日々感じることができれば、スリップする可能性を大きく減らすことができるのではないでしょうか。
今回は、私が断酒のありがたみを忘れないために日々意識していることについてご紹介します。
断酒には必ず飽きが来ます
アルコール断ちをすれば、誰でも数日のうちに好ましい変化を実感できる。
「朝の目覚めがすっきりしている」
「体重が減った」
「肌がきれいになった」 「食べ物がおいしい」
など割と多くの効果を短期間で感じることができるものです。
だからお酒を飲まない日を過ごすこと自体が楽しい。
でも、その状態が当たり前になると楽しい気分もうすれてしまいます。
断酒に飽きてしまうわけです。
すると今度はお酒の味が懐かしくなったりしてくる。
断酒を始めた人にとって必ずぶち当たる壁だと思います。
かく言う私も例外ではありません。
これまで何度も、アルコールの誘惑に悩まされてきました。
どうにかして、断酒開始当初のような勢いを保ったまま、ノンアルコール生活を送ることはできないものだろうかと必死で考えました。
上にあげたような、断酒開始から早々に実感できる効果ほど、それに比例してそのありがたみも急速にうすれていくように思います。
それでは、どれだけ日数が経過しても燦然と心の中で輝き続ける断酒のメリットといものはあり得ないのでしょうか。
いいえ、あると思います。
それは何か。
ズバリ健康に対する安心感です。
お酒を飲まない。それだけで安心して過ごすことができる。
これだけは半年以上が経過した今でも、大きな喜びとして私の中に存在しています。 お酒によって身体を壊してしまったことがある人、そこまでいかなくてもアルコールの影響で何らかの身体的な不調を感じたことがある人ならば共感していただけるのではないでしょうか。
個人的な話になりますが、私は健康診断ではいつも尿酸値が高いという結果を突き付けられていました。
アルコールは尿酸値を上昇させる大きな要因として有名ですね。
そして尿酸値が高いと「痛風」と言う病気になるリスクが高まります。
私の父や弟は、すでにこの痛風と言う症状に悩まされていました。
だからこの病気になりやすい家系のようなのです。
「自分もいつかはお酒を飲み続けることで痛風の発作に襲われるのではないか」という不安を抱えながらも、毎日の飲酒を止めることができずにいました。
痛風の不安におびえながらもお酒をやめることができない日々は、ちょっとした地獄といってもよっかたかもしれません。
やめたくてもやめられないのは地獄です!
だけど何とかアルコールの摂取を止めることができたおかげで、その地獄から解放されました。
当時の苦しかったことを思い出すたびに、健康を害する不安から解放された現在の状況をうれしく思わずにはいられません。
そして、再びお酒を飲みたいなどという気持ちも起こりようがなくなるわけです。
健康!これに勝る喜びはない。
本当に単純な話ですね。
でも、私はこれを毎日意識することで断酒のモチベーションを維持することができています。
アルコールを摂取さえしなければ自分はこの先ずっと健康で過ごすことができる・・・ もちろん実際はそんな単純なはずありません。
でもこれはそれでいいのです。
ここは都合の良いほうに解釈していきましょう。
大事なのはいかに自分のメンタルを盛り上げていくかということ。
お酒を飲んでいないから自分が人並み以上に健康に過ごすことができる。
そういうふうに都合よく考えていけば断酒のモチベーションアップにつなげていくことができます。
短期的な効果にばかりとらわれず、断酒によって何を手に入れることができたかを考えよう
以上は私の個人的な話になりました。
人それぞれ事情が違うので、私の話は参考程度にとどめてほしいと思います。
でも誰にとっても断酒することによって、何らかの効果を手に入れているはず。
それはもしかしたらまだ意識できていないものかもしれません。
短期的なメリットにばかり目を奪われていると、それに気づけないかもしれない。
もっと大きな視点で自分を見つめてみることが大事ではないでしょうか。
断酒していることで、自分は何を手に入れることができているのか。
実はとてつもなく貴重なものが手に入っているかもしれない。
それがわかれば、断酒生活を送ることに再び喜びを見つけ、スリップの危険を減らすことにつながるのではないかと思います。
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