断酒を開始してから50日が経過しました。
ここまでのところはいたって順調。強い飲酒欲求に襲われることもなく、お酒を飲まずに過ごす生活を楽しんでいます。
しかし、過去に何度かスリップした経験から、
かなり危ない時期にさしかかってきたかな
とも思っています。
今まさに断酒を妨げる最大の脅威に直面している状況なのです。
断酒を妨げる最大の脅威とは
最初の感動が薄れてくる
せっかく続いている断酒の邪魔をするのは何か。
それは近々仲の良い友達と飲み会の予定があるとか、冷たいビールが欲しくなる夏がやってきたからといった外部的な要因ではありません。
私にとっての最大の脅威とは
断酒を始めたころの感動が薄れつつある
ということです。
最初の一か月くらいは、
睡眠の質が向上する
体重が減る
筋トレの効果が上がる
時間を有効に活用できる
お金の無駄遣いが減る
などなどたくさんの素晴らしい効果を実感する毎日でした。
こんなすばらしい日々を送ることができるわけだから、二度と酒なんか飲まない、飲むわけがないという高揚感を抱いていました。
この感動が、断酒継続の大きな原動力になっていたことは間違いありません。
悪魔のささやき~このまま酒を飲まない人生を送るのは少し寂しい
しかし断酒50日を達成して、ふと気付きました。
それは前述のとおり
最初のころのような感動が徐々に薄れつつある
ということ。
その原因は、お酒を飲まない日が一定期間続くと、それによる数々の恩恵も当たり前のものになってしまうからでしょう。
そして感動が薄れると、断酒継続のモチベーションが下がります。
同時に、
この先ずっとお酒を飲まない人生を送るのは少し寂しい
という気持ちが頭をもたげてくるのです。
思い返すと過去にスリップした時も同じような状況に陥っていました。
強い飲酒欲求に負けたという感じではなかったと記憶しています。今現在の私のように、最初のころの感動が薄れてしまい、酒のない人生は味気ないな、この先そんな人生を送るのは耐えられないなという思いがだんだん強くなったことが原因だったと思います。
表現を変えると
断酒に飽きてしまった
(そもそも飽きる、飽きないという問題ではないが・・・)
という感覚でしょうか。
その結果、
何ヶ月も我慢できたんだからアルコールはもうコントロールできるだろう
たまに飲むくらい良いだろう
というお決まりの思考パターンにはまり、またアルコールの泥沼に陥ったものでした。
同じ轍は踏まない!
発作的に生じる飲酒欲求ならば、それを抑える手段はいくつもあります。
運動するとか、アルコールの代わりに炭酸水やノンアルコールビールを飲むとか・・・
しかし、感動が薄れるということについては、これといった有効な対処法はなかなか見つかりません。
本当に厄介なものだと思わずにはいられません。
しかし、ここでまた同じ轍を踏むわけにはいかない。
今できることといえば、
なぜ自分がアルコールをやめようと思ったのか、
それを改めて思い返してみること
だと考えています。
初心忘れるべからず。
幸いなことに今の私には過去に何度も失敗した経験と、自分を客観的に見るための手段としてのブログというものがあります。
毎日の断酒記録も欠かさずつけています。
これらを武器にして、今直面している大きな脅威に立ち向かってきたいと思います。
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