記録をつけると断酒継続の大きな手助けになります。
過去何度も、断酒に失敗してきた私。
断酒に再チャレンジして現在、1ヶ月ちょっとが経過しました。
前回のチャレンジは一週間ほどで挫折しましたが、今回はその日数をクリアすることができています。
ここまで継続させることができている大きな要因は
毎日「断酒記録」をつけていること
です。
記録を続けることでわかったことは、断酒の効果は抜群、でも記録しなければその効果にも気づくことができないということ。
今回は私が実践している記録の仕方とその効果について述べていきたいと思います。
断酒しているけれども、「あまり効果が無いな」と疑問を感じて挫折しかけている方がいれば、是非参考にしていただきたいと思います。
1 記録の方法
書くタイミングは起床してすぐ。
アルコールを摂取せずに目覚めた清々しい気分のまま、書くようにしています。
書く分量は、手のひらサイズのスパイラルノート一ページだけ。
これは大した量ではないけれども、記録を継続させるにはこれぐらいがちょうどいいと感じています。
書く内容は、日付と断酒継続日数、そして断酒を続けることで感じた精神的・身体的変化、生活習慣の変化などについてです。
書くときのルールは二つ、
・毎日書くこと
・1ページは必ず書ききること
です。
2 実践してわかった記録の効果
- 毎日達成感を得られる
断酒の継続日数を書き記しているので、断酒日数を目で確認することができます。二日目、三日目、四日目・・・と増えていく数字を見ることで得られる達成感。これが断酒継続のモチベーションとなっています。
- 断酒の効果に気づくことができる
これが一番大きな記録の力ではないかと思います。過去に何度か挫折した原因の一つとして、
断酒の効果があまり感じられない
というものがありました。
しかし、今ならわかりますが間違いなく効果はあったはずなのです。
ただ当時の私がそれに気がつくことができなかっただけ。
ところが日々記録をつけていると、些細な変化にも気がつきやすくなるのです。
なぜなら断酒によって自分に起こった変化を記録するためには、自分自身を注意深く観察する必要があるからです。
「お酒をやめてから身体的に良くなった部分はどこかな」とか「心の変化はあるかな」とか「そういえばお酒をやめたおかげで新しくこんなことを始めたよな」といった感じで自分自身を一歩離れたところから見るようになります。
お酒を止めて日々をなんとなく過ごしているだけでは、断酒の効果には気がつきにくいものです。
記録をつけると効果が浮き彫りになり、辛い断酒にもやりがいを感じることができます。
- 読み返すことで進歩していることがわかる
過去と現在の記録を読み比べてみることで、自分自身の成長を客観的に確認することができます。
私の場合は、断酒開始から30日経過後、初日の頃の記録を読み返してみました。
すぐに気づいたことは 文字自体から受ける印象の違い。初期のころは筆圧が弱いため、頼りない感じがします。その他には簡単な漢字すら書けていないこと。「どうしてこの字を平仮名で書いているんだろう?」と我ながら疑問に思いました。 また、最近では一ページを書くのは楽にできますが、初日から数日間はページの7割くらいまで埋めるのがやっとだったようです。
このように過去の記録を読み返すことで自分が確実に進歩していることがわかり、嬉しく思いました。と同時に、アルコールの害によって脳がここまでダメージを受けていたのかなと少し怖くなったりしたものです。とにかく、こうした変化を客観的に見ることができるのは記録の大きな効果だと思います。
3 まとめ
断酒を継続させることはとても難しいものです。毎日毎日、ただひたすら飲酒欲求を我慢するだけでは、途中で息切れして挫折してしまう可能性が非常に高いでしょう。
そこで断酒記録が継続のための大きな力となります。
断酒記録をつけることで、自分の身にどれだけ素晴らしい変化が起きているのかがわかるからです。と言うより記録をつけないと、いかに大きな変化であっても気づくことができにくいのだと思います。
せっかく断酒を続けているにもかかわらず、効果があるのか無いのかよくわからないなんてもったいないと思いませんか?
何度も言いますが、記録は断酒継続の手助けになります。
これから断酒を始めようとしている方も、今まさに断酒の真っ最中という方も、毎日少しずつでもいいので断酒記録をつけてみませんか?
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