「なかなかお酒をやめられない」 「ちょっと我慢できてもすぐ挫折してしまう」 こんな苦労をしている人も多いのではないでしょうか。 なぜ禁酒や断酒は難しいのか。 私自身の経験をもとに、その理由を三つに絞ってみました。 さらに、その対処法についてもご紹介したいと思います。
一発で完全にやめられる人がいもいれば、一定期間アルコールを断つことはできても、何かのきっかけで結局また酒飲みに戻ってしまう人がいるのも事実。
かく言う私も、これまで何度も断酒に失敗いわゆる「スリップ(再飲酒)」した経験があります。
今も悪戦苦闘中の身です。
正直言ってアルコールを完全にやめるのは本当に難しいことだと、身をもって実感しているところです。
何度かのスリップで、
お酒をやめるなんて無理!
と絶望している人だっているかもしれません。
しかし、
あきらめたら一生アルコールから逃れることはできません!
今回は、私の過去の何度かの挫折体験から、
なぜ断酒に失敗してしまったのか
挫折しないためにはどうすればいいのか
について考え、今後に活かしていきたいと思います。
断酒(禁酒)に失敗してしまう三つの理由
思ったほどの効果が実感できない
私が一番最初に、お酒をやめようと思ったきっかけは、
断酒の効果はこんなにも素晴らしいという内容のネット記事をいくつか読んだこと
です。
例えば
- 睡眠の質が上がり、目覚めがスッキリする
- 体重が減る
- 頭の回転が速くなる
- 記憶力が高まる
- 仕事のパフォーマンスが上がる
- 肌がきれいになる
- 抜け毛が減る
- 無駄遣いが減るのでお金がたまる
などなど、これらの魔法のような断酒の効果を知り、人生最初の断酒を開始しました。
アルコールをやめさえすれば、あらゆる面で今よりも一段上の人生を歩めるのではないかと甘い夢を見たのです。
しかし順調に飲まない期間が一か月二か月と経過するうちに、ある疑念が湧いてきます。
それは
期待していたほど効果が無いのでは?
というもの。
睡眠の質が上がった実感はない、鏡を見ても肌が綺麗になったようにはとても見えない(そもそもそんな期待はしていなかったが)、頭が良くなって仕事で成果を出せるようになったわけでもない、元々痩せていたから体重減少の恩恵もない。
最初の断酒期間中、私が実際に感じた効果といえばお酒を買わないので節約になったこと、これ以外に目立った効果は実感できませんでした。
「断酒しても意味無いんじゃないか」そんな思いがスリップへとつながっていくのでした。
「少しくらいなら大丈夫か」という考えが浮かんでくる
断酒が一定期間続くと、飲酒欲求は確かに薄まってきます。
そうなると
少しくらい飲んでも大丈夫なんじゃないか
という考えが浮かんできます。
禁酒・断酒に挑戦している人ならば心当たりがありませんか?
しかし、これが大きな罠。
何年も何年もアルコールを摂取し続けてきた脳は、そう簡単に「酔っ払った時の快感」を忘れることはできません。
私はこの罠に見事にはまってしまいました。
「今日だけ」と自分に強く言い聞かせた上で、数ヶ月ぶりの飲酒。
それで全てが台無しに。
翌日、夕方になると強い飲酒欲求に苛まれることになり、そのまま元の酒飲み生活に戻ってしまいました。
スリップするたび断酒のハードルが上がる
私の場合、最初の断酒は約4ヶ月間で挫折しました。
その後、もう一度断酒を思い立つも、 一回目の時のようにすんなり始めることができません。 昼に「今日からお酒をやめよう」と思っても、夕方には仕事の疲れなどの様々な要因から強い飲酒欲求が湧いてくる。 「やっぱり断酒は明日から」という感じで1日目からいきなり挫折してしまうような体たらくでした。
それでもなんとか数日間はアルコールを我慢できたことがあります。 しかし、ちょっと強めの飲酒欲求には打ち勝つことができず、やはり元の木阿弥となってしまうのです。
そんなことを繰り返しているうちに、我慢できる日数が段々短くなっていったのでした。
断酒は、最初に思い立ったなら、そのままの勢いで一生アルコールを断つのが結局は一番楽なのだと思います。(今更遅いが・・・)
続けるための工夫
以上のように断酒が続かない要因についてまとめてみました。
これらの要因を踏まえ、現在は次のような取り組みをしています。
断酒の効果を期待しすぎない、アルコールの害から逃れられただけで儲けものと考える
ちょっとアルコールを抜いたくらいで、すぐに目に見えるような効果が現れるはずがありません。
過度な期待は失望へとつながり、やがてはスリップへ至るでしょう。
断酒による素晴らしい効果を期待するよりも
アルコールの害から逃れられることができただけで儲けもの
くらいに考えるのが長続きのコツではないでしょうか。
「少しくらいなら大丈夫か」という考えを完全に捨てる
飲酒欲求がある程度なくなってきたからといって、
ちょっとくらい飲んでもいいかな
という考えは絶対にダメです。
止めると決めたら
死ぬまで一滴も飲まない覚悟
を持たなければなりません。
SNS を活用する
X(旧Twitter)などのSNSを見てみると、自分と同じように断酒に取り組んでいらっしゃる方が 大勢見受けられます。
#Twitter断酒部というハッシュタグはご存じですか?
一度検索してみてください。
こちらからリプライを送って交流を深めるのも良し、そこまでしなくても、
お酒で悩んでいるのは自分だけではない
ことを知れば大きなモチベーションになることは間違いないでしょう。
※令和3年6月に断酒を開始した人たちが多いようです。
その理由として下のユーチューブ動画の影響が非常に大きいと思われます。
実は私も、この動画に背中を押される形で何度目かの断酒を始めることができた一人なのです。
ツイッターを見ていると、やはりこの動画に影響を受けて断酒に挑戦している方がたくさんいらっしゃいます。
同時期に断酒をはじめた
断酒同期生
のような感じでとても励みになりますね。
※ 中田氏自身はその後、スリップしてしまったらしいです。
それほど断酒は難しいということでしょう。
ただ、動画の内容は断酒に挑戦するうえで非常に有益な内容なので、
ぜひご覧になってください。
まとめ
過去、何度もスリップした人間が偉そうに断酒について語ってしまいました。
冒頭でも触れたように、今現在も断酒に挑戦中、またいつスリップしてもおかしくない
ような危うい状態にあります。
ブログを開設した理由はさまざまありますが、断酒のモチベーションに繋げたかったとい
うのもそのひとつです。
とにかく
何度スリップしても絶対にあきらめないこと!
何度でも立ち上がること!
その意思さえあれば、アルコールで身を滅ぼすことは避けられるのではないかと思います。
この記事に目を通してくれた方は、おそらく私と同じような境遇なのではないでしょうか。
一緒にかんばっていきましょう!
コメント